さて前回からの続きです。
まだお読みになっていない方はぜひ『頭を使う仕事 その1』からお読み下さい。
疲れた時は睡眠が一番!これは常識ですし、もちろんその通りなのですが、実はそれだけでは取れない疲れもあるのです。
取れない、というより頭を使い過ぎた状態ではそもそも寝付けない、眠りに付けても浅い、と表現した方が良いでしょう。
人間は興奮状態に入っていると、身体が睡眠モードにならないのです。
誰もが経験しているのではないでしょうか。
ではどうしたら良いか?
答えは『足を疲れさせる』です。
ん??? 何その答え?ただでさえ疲れているのに更に疲れさせるの?
と思ったあなた。気持ちはわかります。
ご安心下さい。専門用語は使わずわかりやすく解説します。
まず集中して頭を使う(目も含まれます)と身体はどういう状態になるか?
人間の血液は使っている部位に集まろうとします。
つまり身体の上へ上へと集まって来るのです。
集中して使っている部位の血流を良くし、より一層その行為を活性化させる為です。
それとは逆に、何もしていない時(リラックス状態の時)は全身にまんべんなく血が巡っている状態になります。
特定の部位に血が集まっている状態=興奮状態
全身バランスよく血が巡っている状態=リラックス状態
という事をご理解頂けたでしょうか。
身体って賢いですね!
ところがひとつ問題が。
一度特定の部位に集中した血流ですが、元に戻るのに時間が掛かります。
布団に入っても興奮状態のままでは安眠できません。
そこで、頭の方に集まった血液を下に下ろすためにも足を疲れさせる事が有効なのです。
疲れさせるとはいっても激しい運動をする必要はありません。
軽く散歩する・いつもより少し長く歩いて帰る、程度でも十分効果があります。
私がお勧めしたいのは「蹲踞(そんきょ)」。
そうです。相撲・剣道など武道の世界では古くから行われているあの恰好です。
難しく考えずに見様見真似で構いません。
つま先立ちで猫背にならない事だけ意識して寝る前に一分程行ってみて下さい。
その際ゆっくりと呼吸をしましょう。
頭がスッキリし効果は抜群です。
スナートフォン・パソコン等々、今の社会は身体の『上の方』ばかりを使うように出来ています。
便利になった弊害と言えるでしょう。
頭と身体のバランスが取れた活力ある人生を送る為、たまには身体に目を向ける事も必要だと感じ長々と綴らせて頂きました。
皆様のお役に立てれば幸いです。
PS 冒頭で触れた金型ですが無事に良いものに仕上がりました。
WROTE BY 営業部 萩原
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