お客様より相談を頂きました。
商品ディスプレイ用の箱の、外装部品についてでした。
製作していた業者様が廃業してしまった様です。
現物品しかないが同じものを製作出来ないか?とのお話でした。
通常何かを製作する場合、必ず図面をもとに作業を行うのですが、今回のケースは「図面が無い」「図面以外にも製作にあたり必要な情報が少ない」というものでありました。
まずは現物を細かく検証し、図面にしなければスタート地点に立てません。
最初に材質は何か?の検証です。見た目はもちろんですが、硬さが判ればある程度の材質予測が出来るので、硬度計測機で硬さを測り絞り込みます。
次に形状(寸法)についてですが、現物を測定し各寸法を抽出し図面に落とし込んでいきます。
最後に、表面処理があればその種類についての検証ですが、これはメッキ職人に見て頂ければすぐに判ります。
以上の手順で製図をし、お客様にも確認頂き無事に製作を開始する事が出来ました。
最初にしっかりとした基礎(作図)を築く事で、量産の安定供給が出来ております。
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