とあるギアにつき、プレス加工での御見積依頼を頂いた時の話です。
御見積書を提出した数日後、お客様を訪問し是非採用頂ける様お願いしていたのですが、その際に御見積をしたギアが、どの様に使われるのかが気になり聞いてみました。
どうやら切削加工したシャフトに溶接でアッセンブリーをする様です。
仕上がりは丁度傘の様なイメージでしょうか。しかし、大量生産部品である為溶接でアッセンブリーを行うとなるとかなりの時間を要し、結果コストも膨大であろう事は容易に想像が出来ました。
そこで、弊社の単発プレス機を使用したアッセンブリー(カシメ)が溶接の代わりになるのではないか、と思い付きお客様に提案する事にしました。
単発プレス機は材料を『抜く』『曲げる』だけでなく、場合によっては『物』と『物』をくっつける事が出来るのです。
これが実行出来れば、大幅作業時間の短縮=コストダウンが可能になります。
早速お客様に提案し試作を行う事になりました。
必要な強度をクリアする事もでき、当初想定していた溶接でのアッセンブリーに比べ50%のコストダウンが可能になりました。
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