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その日の神聖

  • 執筆者の写真: 株式会社トミテック
    株式会社トミテック
  • 6 時間前
  • 読了時間: 3分

こんにちは。


自分がメーカーの営業マンなのかコラムニストなのか分からなくなっている萩原です。

本ブログを心待ちにして頂いている少数マニアックな皆様。

今回も皆様の人生に潤いを与えるネタをお届け致します。


突然ですが私は音楽が大好きです。


好きなジャンルは多岐にわたるのですが、その中でも特に60~80年頃までのロックが大好きです。


その中でも特に好きな「ザ・ドアーズ」というバンドの話を最初にさせて下さい。


バンドについて簡単に説明すると、

1965年アメリカで結成された4人組で、楽曲の格好良さは言うまでもありませんが、ライブでのアドリブ演奏、

ジム・モリスンというヴォーカリストの書く文学的な歌詞、演劇の様でいて時に破壊的ステージパフォーマンス等が魅力的なバンドです。


しかし、1971年にジム・モリソンが27歳で急逝し1973年に解散しました。


その後も彼らの音楽は多くのファンに愛され続けています。(バンド詳細はぜひ動画等検索して見て下さい。)


↓左から2番目がジム・モリソンです。男から見てもカッコ良過ぎです。



私には、このジム・モリソン氏が好き過ぎて髪型から服装、果ては歩き方まですべてを(もちろんドラッグ以外)

真似をしていた、という少々イタい青春時代があった事はここだけの話です。


バンドについて細かく語れば切りが無いので、今回はある歌詞について紹介させて頂きます。


「ゴーストソング」からの一節です。


『Choose the day and choose the sign of your day

The day's divinity First thing you see.』


そのまま訳すと…


『その日を選び、その日の象徴を選べ。 その日の神聖さを。 最初に目にするものを。』


これだけでもなかなかのぶっ飛び具合ですが、この1節、ドアーズ好き界隈ではこう解釈されております。


『誰にでも1日のうちに必ず神が存在するから見逃すな』


何が言いたいか?私の経験談で分かり易く説明します。


かなり前ですが、その日はやらなくてはならない事が山の様にあり、いつ頃終わるかの予測も着かなく、


やったとしてもその先の希望が(その時点では)見えない、という仕事を抱えておりました。


おまけに睡眠不足で体調もすこぶる悪いなか、お客様に訪問してものすごく言い難い事を伝えなければならないという状況でした。


まあ最悪な気分でした。


そんな気分のままお客様と何とか面談を終え、挨拶をしようとお互い立ち上がった時です。


お客さんのズボンのチャックが空いている事に気が付きました。


まあそこまでは良いとして、チャックの中身が問題で、チラリと見えた柄が『クレヨンしんちゃん』だったのです。


「あの人があんな話をしている最中、あそこでクレヨンしんちゃんは笑っていたのか…」と帰りの車内で、


それまでの鬱々とした気分はどこ吹く風、1人腹が捩れるほど笑いました。


そう、言いたい本質はチャックが開いていた事でもキャラに合わないパンツを履いていた事でもなく、


彼こそが私の『その日の神様』だったという事です。


(その方とは今も良きお付き合いをさせて頂いております。)


生きていればとんでもなくキツイ事、辛い事等々誰にでも起きますが、


どんな時でも1日に1人、あなただけに見える神様が必ずいます。


その神様はふとした瞬間あなたの前に現れ、


また、本人には神様である自覚が無いことが多い様です。


その事を踏まえて生きていると、そうでない場合に比べ人生にゆとりが生まれませんか?


自分がどんな状況に陥っても、その日一日一回は訪れる『divinity=神聖』に気が付けるかどうかが大切ですね。


それに気付かせてくれたザ・ドアーズに改めて敬意を払い、締めとさせて頂きます。



WROTE BY 萩原

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